技術の進歩にストップ

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今ではご存知の通り、街や電車の中などで、ほとんどの人がスマートフォンばかり見ており、

子供はゲームに夢中になっているという世の中です。


ハイテクなどの技術というものは世の中が豊かになるために進歩してきたはずですが、

今ではハイテク技術の進歩によって世の中が良くなるどころか、

逆に昔に比べて悪くなっています。


面白いゲームを作れば多くの人が夢中になって利益が出るため、

日々いろいろなものが開発されていますが、

企業は利益のためだけに、ゲームやインターネットサービスなどを提供するのではなく、

それらのサービスが子供達にどのような影響を与えるのかを考える必要があります。


子供のときからパソコンやゲームばかりやっていると視力が低下するのはもちろんですが、

発想が知識や理屈だけの平面的なものとなり、

情緒というものを感じないような心になってしまいます。


企業の利益のためにゲームを普及させて、その結果、多くの子供の人格が破壊されるのでは

世の中にとって何の意味もありません。


この他にも例えばインターネットの本来の使い方というのは、分からないことを調べたり、

有益な情報を多くの人に伝えるというものです。


SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)という不特定多数とコミュニケーションがとれる

サービスがあり、良い面もありますが、これで世の中が豊かになるというよりも、

返信などのやり取りがせわしなく、常に心が休まらないという、豊かさとは逆の状態になることがあります。


また、必要でない人と知り合って事件に巻き込まれたり、

人を傷つけるような行為が行われる場所にもなっています。


この他にも技術の進歩は、宇宙開発や遺伝子を組み替えたり、細胞を作ったりという

人間が踏み込んではいけない領域まできています。


このように技術の進歩=世の中が良くなる というわけではないので、

そろそろ日本人本来の世界観に目覚めて、不要なものは控える必要があります。


「文明」と「文化」という言葉がありますが、

「文明」というのは人間の技術力でどこまでできるかというものです。


それに対して「文化」というのはそれぞれの民族が昔から培ってきた生きるための知恵です。


そして「もうこれ以上やってはいけないよ。」と文明にストップをかけるのが文化の役割になります。


日本人の文化というのは、

「神様、ご先祖様をはじめ、周りのすべてに感謝し、自分以外の幸せを考える」というこころが基本となっています。


これと照らし合わせて、現代の技術の行き過ぎた進歩(文明)にストップをかける必要があります。


毎日せわしなくSNSをしたり、宇宙開発や新たな細胞を作らないと幸せになれないように

神様はこの世の中をつくられてはいません。


みんながやっているから重要という考えは捨てて、

何が人間にとって、世の中にとって大切なのかを考える必要があります。