内面からのうつくしさ
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日本人は古来、「うつくしい」という言葉には、
「美」ではなく、「徳」という漢字を当てはめました。
これは日本人は外観の美しさではなく、
内面のうつくしさを重んじてきたため、
心のうつくしさを表す「徳」という字になったわけです。
人間は年を重ねると、しわが増えて、皮膚もたるんできたりして、
外見をどれだけ綺麗に見せようとしても
若いころに比べると限界がありますが、
心のうつくしい人というのは年を重ねるにつれて
内面からにじみ出るうつくしさによって
素晴らしさや輝きが、さらに増してゆきます。
そして神様は内面の美の大切さに気付かせるために、
年を重ねるにつれて外見が変化してゆくようにされました。
また日本には着物があり、着付けを行う「衣紋道(えもんどう)」というものもありますが、
この着物というのもそれを着た人の内面の美を表すことができます。
海外の場合は綺麗なドレスを着て、キラキラした装飾品などを付けて
外面の美しさを追求していますが、
日本ではシンプルな着物を正しく着ることによって
内面からの真実のうつくしさ、神様のうつくしさを出すことができます。
現代では流行といって得体の知れない服を着ている人がたくさんいますが、
日本人はやはり日本人らしい服装をすることによって
その人の本当のうつくしさが出てきます。
私達は、内面を常に磨いて、徳を積み、
本当のうつくしさを出せるようにしなければなりません。