周りが喜ぶようなことをする
因果応報(いんがおうほう)という言葉がありますが、
これは良いことをすれば、いずれ自分に良いことが返ってくる。
悪いことをすれば、いずれ自分に悪いことが返ってくるという意味で
これは世の中の真実を表しています。
現代では自分のための目先の利益を求めて
自分勝手な行動をする人が増えてしまいましたが、
これではいつまでたっても本当の幸せはやってきません。
それどころが、自分のことだけを考えて生きてゆく人は
あの世に行ってから地獄で反省することになります。
仕事でもプライベートでも
「とにかく誰かが喜ぶようなことをしよう」という想いを持って行動することが大切です。
そうすることによって、その想いはいずれ良いかたちで相手に伝わります。
神様の喜ぶようなこと、ご先祖様が喜ぶようなこと、
周りの人が喜ぶようなことをするのが大切で
それを毎日こつこつ行っていると、やがて自分にも幸せが返ってきます。
まず神様が喜ぶようなことというのは、神様の存在を認め
常に理屈なく神様に感謝して、感謝のおまつりをするということです。
神社のおまつりも神様にお喜びいただくために行われています。
ごちそうをお供えし、祝詞(のりと)を奏上して神様を褒めたたえ、
お神楽(かぐら)では、美しい音楽を奏でながら巫女さんが綺麗な舞を踊って
神様にお喜びいただきます。
またこのような「神様に感謝しておまつりする」という生きるための知恵(=いのち)を
次の世代の子供や周りの人にしっかりと伝えてゆくということも
神様はお喜びになられます。
ご先祖様が喜ぶようなことも同じく
常にご先祖様に感謝して、感謝のおまつりをすることです。
日本には「はたらく」という言葉がありますが、
これは「はた(周りの人)」を「らく(楽にする、喜ばせる)」という意味です。
つまり「はたらく」というのは単なるお金儲けのための労働という意味でなく、
周りの幸せのために生きるというのが本来の意味です。
そのため、企業なども利益を最優先にして商売をすると失敗しますが、
地道に周りの人を楽にしたり、喜ばせるようなサービスを提供してお金を得ることができれば
いつまでも続いてゆくことができます。
毎日、神様とご先祖様、周りの人が喜ぶことをして生きるということが大切です。